マイケル・ナイトのブログ (Backup)

2013年5月15日水曜日

【「アベノミクスは被災地復興の妨げ」と報じる報道ステーション】

　今週月～金で被災地から放送された報道ステーションでしたが、昨夜は

　「復興事業の入札不調の原因はアベノミクス」

　とかいう感じでやっていましたが、これはいかがなものでしょうかね・・・

2013年3月15日 (金)
人手不足から相次ぐ“入札不調”

宮城県南部にある山元町。震災では、町の１０００世帯以上が津波で消失した。そこで、山元町は、家づくりに力を注ぎ、復興住宅を宮城県内で最初に着工。４月１日から順次入居してもらい、７月までに７５戸を完成させる計画を作った。しかし、ここにきて全体の建設予定が大幅に遅れる可能性が出てきたという。最大の理由は“入札不調”。建設関連の競争入札に誰も参加せず、工事の落札者がいないという事態が、被災地各地で続出している。５年で１９兆円とされた復興予算は、安倍政権のもと２５兆円へと拡大された。予算があるにもかかわらず、工事が行われない。その大きな理由は、深刻な人手不足だ。さらに、入札を見送らざるを得ない別の事情もあった。それは、工事に必要な生コンが不足していることだ。“入札不調”の背景にある問題に迫る。

http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=28991

上は報道ステーションのサイトにあるものを貼り付けたものですが、ここには『アベノミクスが』という文言は入っていませんが、放送の中にはスーパーにも言葉でもそれが使われていました

　しかし、「アベノミクスによる景気回復策・・・公共事業の増大によって、そうでなくてもまだ足りていない被災地の復興工事に関わる人間がそれぞれの地元に公共事業が出来れば多くの人が被災地を去ってしまう事になり、今以上に復興が遅れてしまう」という論は、民主党辺りも執拗に言い出しているようですが、現実的にはその民主党の事業仕分けなどによる公共事業の削減によってそれらに関わる人の数がかなり減少していたという事実もあるわけで、そこの責任を問われないままにアベノミクスのせいにするという根性がまずは気に入らないわけでして、昨夜の報道ステーションも古舘を初めコメンテーターゲストの古賀茂明も民主党の責任には触れないでいるわけで、それ以前に

「アベノミクスによって復興が遅れるという事は因果関係としては成立しないことはないと自分も思いますが、しかし、日本の景気を回復させる事と被災地復興の進捗度を秤にかける事自体がおかしな話であって、被災地の復興を最優先にしたために日本の景気がどんどん悪くなったという事になればこれはもう本末転倒もはなはだしい話なわけで、それは多くの被災地の人も望まないのではと思いますし、しかも、ここまでの復興の遅れの責任のほとんどは自民党ではなく民主党にあるはず」

　だと思うんですけどね・・・・・